こんにちは!ワイポケのKYONです。こちらでは、私が経営する、少人数制スタジオ事業についての事、仕事や自分の人生の生き方についてをお伝えしていきます。
3月は出会いと別れの季節です。
ワイポケでも、新しい素敵な出会いもありますし、お別れもあります。
私もAyaも、今までの人生経験に「武」や「精神」の心得があると思っています。
その中でも、「挨拶」という行為があります。
「おはよう」
「こんにちは」
「お疲れ様です」
「ありがとうございます」
「おせわになりました」
「挨拶」という行為は世界中に存在しますが、日本における挨拶は、しきたりや礼節、哲学的な背景と深く結びついた独特の文化を持っています。
特に哲学的観点から言えば、挨拶は単なるマナーではなく、日本文化において、
「人と人とのつながりを象徴する行為」
とされています。
例えば、
「いただきます」や「ごちそうさま」は食事に対する感謝の表現であり、
「おはようございます」や「こんばんは」は相手との存在を認め合う行為でもあります。
禅の思想では、
「今この瞬間に意識を集中し、ありのままを受け入れること」が重要視されます。
これを、
「一即一切、一切即一」(ひとつはすべて、すべてはひとつ)
と表現することもあります。
挨拶は、まさにこの「今ここ」に意識を向ける行為です。
例えば、
朝「おはようございます」と声をかけるとき、そこには、
「あなたと私は今、この瞬間を共有している」
という認識があります。
単なる言葉のやり取りではなく、
「私はここにいて、あなたもここにいる」
という存在の確認なのです。
日常の動作ひとつひとつを丁寧に行うことで、
「何気ない行為の中にこそ、深い意味がある」
という気づきがあります。
挨拶もまた、何気なく交わされるものですが、その背後には「今ここで相手を大切にする」という精神が宿っています。
相手を思いやる心は、人間関係の調和を生みます。
仏教において、「和顔愛語(わがんあいご)」という言葉があります。
「和やかな表情と思いやりのある言葉が、人間関係を和らげる」という意味です。
挨拶の語源は、
「相手の心を開く」という意味の「挨」と、
「自分の心を開く」という意味の「拶」から成り立っています。
つまり、挨拶とは、
「互いに心を開き、調和をもたらす行為」なのです。
この素晴らしい習慣は、こと「人間事業」を営む私たちにとっては、非常に重要視しています。
・挨拶に目も合わせない
・メールやLINEで知らせて終わり
・言葉すら小さい
・むしろ挨拶すらない
この出会いと別れが流動するこの季節にも、深く考えることが多いと感じます。
ここに年齢は関係なく、むしろ一人の人間として、親としてはこの人間関係の基本形成は、子に対して最優先すべき「人生の指針」だと思っています。
・相手の目を見て、感じて、「挨拶をする」
ここに、自分という価値があります。
人間ができる、簡単で、基本的で、素晴らしい「挨拶」。
大切にしたいと思うこの頃です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。