こんにちは!ワイポケのKYONです。こちらでは、私が経営する、少人数制スタジオ事業についての事、仕事や自分の人生の生き方についてをお伝えしていきます。
レッスンをしていると、参加者の皆さんの体の動きだけでなく、その日の気分や心の状態もなんとなく伝わってきます。
先日、とある方とお話しする中で、心の病と向き合っているというお話を聞きました。
とてもシビアなことですので詳細は避けますが、
私はその方のお話を聞いていて、とても繊細で、誰よりも他人を思いやれるような優しさを感じました。
精神的な障害と聞くと、
「弱い」「壊れやすい」
といったイメージを持たれがちですが、実際にはその逆だと私は思います。
外からの刺激に対して人一倍敏感だからこそ、深く反応してしまう。
つまり、感受性が豊かで、心がとても繊細であるということです。
フィットネスの場でも、そういった繊細な感覚は実はとても大切です。
自分の体の声を聞く力
呼吸の変化に気づく力
気分やコンディションを受け入れて運動の強度を調整する力。
感受性がある人は、こうした
“自分との対話”
がとても上手です。
もちろん、繊細であることは時にしんどさを伴います。
人間関係や職場環境、ちょっとした言葉に心が揺れてしまう。
でもそれは、決して「欠点」ではありません。
それは、人の痛みに気づき、寄り添える力です。
あなた自身の心を大切にしている証拠です。
運動を通じて自分の体を動かす時間は、心にも静かな効果をもたらしてくれます。
呼吸を整え、姿勢を正すことで、思考も少しずつ落ち着いていく。
フィットネスは、心と体の両方にアプローチできる、数少ない“セルフケア”のひとつです。
毎回のレッスンで完璧を目指す必要はありません。調子が悪いときは、その気持ちをそのまま持ってきてください。動きながら整えていくことが、何よりも大切なプロセスです。
レッスン中、「今日は思うように動けない」と感じる日があるかもしれません。でも、それこそが心身のリアルな声です。自分の状態に“気づける力”は、単なるフィジカルの強さよりも、ずっと深く人間の健やかさに関わっています。
私たちの体は、心の状態を映す鏡です。
そして、感受性の強い方はその鏡に映るものを誰よりも正確に読み取ることができるのです。
それは決して“障害”ではなく、“適応力の高さ”の現れであり、十分に鍛え育てていける力です。
運動を通じて、自分自身の感覚に耳を澄ませる習慣を持つこと。それが、心と体を統合し、より良い生き方につながっていきます。
あなたの感受性は、あなたを守る力であり、未来へのコンパスです。
あなたが持っている感受性は、決して弱さではなく、かけがえのない力です。
気づきと学びを感じさせていただいた1週間でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。