こんにちは!ワイポケのKYONです。こちらでは、私が経営する、少人数制スタジオ事業についての事、仕事や自分の人生の生き方についてをお伝えしていきます。

今月末で、ワイポケは2周年を迎えます。

「あっという間」という言葉では、言い切れないほど早く流れる時間にたくさんのストーリーがありました。

ただ一つ確かなのは、この場所が「出来上がった」のではなく、

今もなお、関係の中で「作り続けている」ということです。

私はこの一年を振り返ってみたとき、

何が起きたかよりも、

どのような関係が生まれたかを考えました。

記憶って、出来事によって時間を記憶しますよね。

しかし実際に記憶に残るのは、

「何があったか。」

という出来事そのものではなく、

その中で、

「誰と関わっていたか。」

を結構覚えているものです。

どんな言葉を交わしたか。

どんな彼、彼女だったか。

どんな距離で関わっていたか。

時間とは、出来事の連続ではなく、

関係の蓄積なのだと思います。

「継続は努力である」と言われます。

でも、レッスンの現場に立ち、ワイポケを運営してきて感じるのは、

継続は意志の問題ではなく、中身の問題であると感じます。

人は本質的に、不安定な存在です。

環境によって、気分は揺れたりして、ときに動き続けることはできません。

その不安定さを、

意志だけで抑えようとすることには限界があります。

それでも何かが続いているとき、

そこには必ず「誰かとの関係」が存在しています。

一人でいるときには途切れてしまう行為が、

誰かと共有されることで持続する。

継続とは、個人の能力ではなく、

関係の中で成立する現象とも言えると思います。

なにをやるか。ではなく、誰とやるか。

尊敬する人達がよく口にする言葉です。

同じ運動でも、

同じ時間でも、

誰とその場にいるかによって、

その意味は根本から変わります。

人は、環境によって変わるのではなく、

関係によって変わります。

そして関係とは、

目に見えるものではなく、

場に流れている空気や、距離や、沈黙の質の中に存在しています。

ワイポケという場所を考えるとき、

私は常に、この「関係の質」を起点に考えています。

ここは、運動を提供する場所である以前に、

人と人が同じ空間に存在する場所です。

教える者と、教わる者。

評価する者と、される者。

そういった一方向の構造ではなく、

同じ時間の中に並び立つ関係。

仲良しこよしということではありません。

その関係の中で、

それぞれが自分の身体と向き合い、同時に、他者の存在を感じている。

人は一人では生きていけない、と言われます。

しかしそれは、単に助けが必要だからではありません。

人は一人では、自分という存在を確定できないからです。

自分がどのような人間なのか。

どのような感情を持つのか。

どのように振る舞うのか。

それらはすべて、他者との関係の中で立ち上がります。

他者がいるから、自分が輪郭を持つ。

他者がいるから、自分が揺れる。

他者がいるから、自分が更新される。

人は、関係の中でしか、自分を形成することができない存在です。

だからこそ、他者との関係は面倒であり、

時に負荷でもあります。

すべてがうまくいくわけではありません。

理解されないこともあります。

すれ違うこともあります。

それでも、相手ではなく自分自身に向け、自己内省し続け、

相手を赦し、歩み寄れた時、「徳」を積みあげることができると私は信じています。

その不完全さを含めて、

関係の中に身を置くこと自体が、

人としての生成のプロセスなのだと思います。

スタジオの大きさは、面積で決まるものではありません。

そこにある関係の密度で決まるものだと思います。

多くの人を集める拡張か、

一人ひとりとの関係を深める凝縮か、

私は、後者を選びます。

小さくても、

目の前の一人に対して、どれだけの関係を築けるか。

そこに、この場所の価値があると考えています。

3年目に向けて、新しい何かを始めることもできます。

しかし、それ以上に重要なのは、

すでに存在している関係を、どれだけ深くできるかです。

同じ場所で、

同じ時間を共有し続けること。

その繰り返しの中でしか生まれない関係があります。

そしてその関係の中でしか、

人は変わることができない。

私は、この場所を大きくすることよりも、

この場所の関係を、より太くすることを選びます。

太さとは、ただ関わり合う頻度ではありません。

友達のような距離の近さでもありません。

そこにある安心感と、信頼の蓄積です。

間が空いても戻ってこられる。

調子が悪くても受け入れられる。

無理をしなくても、そこにいていい。

そう思える関係こそが、

持続する場をつくります。

2年という時間の中で、

この場所は、私とAyaだけのものではなくなりました。

関わってくださる一人ひとりの存在によって、

この場は成り立っています。

関係の中でしか、場は成立しない。

それが、この2年で得た一つの確信です。

3年目も、同じことを続けます。

ただし、より深く。より誠実に。より関係に向き合いながらやっていきたいと思います。

小さくても、

「目の前の人を想う場所」であること。

その姿勢を、これからも崩さずに進んでいきます。

ワイポケというこの場所に流れる関係が、

それぞれの日常の中に、何かの助けになることを願っています。

それが、この場所の役割だと思っています。

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。