こんにちは!ワイポケのKYONです。こちらでは、私が経営する、少人数制スタジオ事業についての事、仕事や自分の人生の生き方についてをお伝えしていきます。
―身体を扱う商売とは何か―
トレーナー・整体・エステ・美容・医療………
人の身体を扱う商売はあまたありますね。
先日、ある美容製品のビジネスを紹介する動画を見る機会がありました。
製品の紹介?というよりは、それをどう売るか?
まさにネットワークビジネスというものですかね。
結論、情熱的で、夢のある内容でした。良い製品なのだなと感じました。
紹介してくれた方の挑戦そのものには敬意を感じますし、新しい価値を広めようとする姿勢は素晴らしいと思います。
ただ、健康産業に関わる仕事をしている者として、ひとつ考えさせられることがありました。
身体を扱う商売とは、いったい何なのか。
私はトレーナーという仕事をしています。
日々、様々な身体と向き合います。
同じストレッチでも、
同じレッスンやトレーニングでも、
同じアドバイスでも、
身体の反応は人によってまったく違う。
ある人にとっては快適な動きが、別の人には痛みになることもある。
同じ負荷でも、ある人には適切で、別の人には過剰になる。
同じプログラムでも効果的であったり、何も感じなかったりする。
身体とはそれほど個別的な存在です。
だからこそ、
身体に関わる仕事には一つの前提があると
私は思っています。
それは、
「誰が責任を持つのか」
という問いです。
歴史を振り返ると、「安全」「画期的」と言われて広まった製品が、
後に人体への影響が問題になった例は少なくありません。(アスベストとかフェンフェンとか)
医薬品の世界でも、
ダイエット薬でも、
健康食品でも、
その時代では正しいとされていたものが、
後から見直されることは繰り返されてきました。
これは誰かが悪いという話ではありません。
人体というものが、
それほど複雑で、
長期的にしか見えない影響を持つものだからです。
だから私は、
身体に関わる仕事には
ひとつの原則があると思っています。
人を介して責任を持つこと。
どんなに良い理論でも、
どんなに優れた製品でも、
それが「誰に」「どう届くのか」を
見続ける人間がいなければならない。
身体に関わる仕事とは、
商品を届ける仕事ではなく、
責任を引き受ける仕事だと思っています。
私たちのスタジオは少人数制です。
効率だけを考えるなら、
もっと大きく広げる方法はいくらでもあるでしょう。
ですが私は、
目の前の身体を見て、
その呼吸を見て、
その動きを見て、
その日の気分や状態を感じながら関わる形を選びたいと思っています。
それは効率的なビジネスではないかもしれません。
けれど、
身体に関わる仕事とは、
本来そういうものではないかと私は思うのです。
ビジネスには様々な形があります。
大きく広げるモデルもあれば、深く関わるモデルもある。
どちらが正しいという話ではありません。
ただ一つだけ、私が大切にしていることがあります。
身体を扱う商売において、人の責任が消えてはいけない。
トレーナーも、
治療家も、
インストラクターも、
健康に関わる仕事をする人間も、
私たちは皆、
誰かの身体に関わる仕事をしています。
それは単なるサービス業ではなく、
ある意味では
人の人生に関わる仕事でもあります。
だからこそ、この仕事には
売上よりも先に、
効率よりも先に、
職業としての倫理が必要なのではないか。
そんなことを、
改めて考えた出来事でした。
身体を扱う商売とは何か。
この問いを、
私自身これからも考え続けていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

