こんにちは!ワイポケのKYONです。こちらでは、私が経営する、少人数制スタジオ事業についての事、仕事や自分の人生の生き方についてをお伝えしていきます。

先日、私にとって大きなニュースが届きました。
2011年にインストラクターとして初めて立った施設が、閉館するという知らせです。
その知らせを受け、退職以来、2年ぶりにその施設を訪れました。

さまざまな出来事がありましたが、
今の私をつくっている“原点”は、間違いなく市ヶ谷にあるあのジムから始まっています。
今日は、その話を少しだけ共有させてください。

私のスタジオインストラクターとしてのスタートは、自分で強く望んだ道とは少し違っていました。

退職する先輩の代わりに急きょ引き継ぐことになり、
気づけばマイクを持ってスタジオの中央に立っていました。
正直、「えぇ〜…!」という驚きと不安で始まった初レッスンです(笑)

当時、先輩のレッスンはいつも満員。
ですが、私の初レッスンの参加者は“1名”でした。

やりたくて始めたわけではなかったのに、
ふと胸の奥に「悔しさ」が残ったのを覚えています。

「人は“真剣に向き合った経験”によって成熟する」という言葉があります。

この言葉は、結果ではなく、過程の中で自分と相手にどう向き合ったか。

逃げなかった時間、戸惑った時間、正解が分からなかった時間。その“誠実に迷った瞬間”が、人を成熟へ導くという意味です。

あの頃の私はうまくやれていたわけではありません。

技術も足りず、不安も多く、正解など持っていなかった。

それでも毎回、目の前の人に真剣でした。真剣になれていました。

どうしたら動きやすいか、どうしたら楽しめるか、どうしたら帰り道の気持ちが少し明るくなるか。 拙くても、懸命に向き合っていました。

振り返れば、私が成熟というものに触れたのは、まさにこの“真剣に向き合った経験”の積み重ねだったと思います。 施設が閉館すると聞いたとき、寂しさではなく、単なる懐古でもありませんでした。

施設を歩きながら思いました。

「この場所が、私の“向き合う姿勢”を育ててくれたんだ」

技術でも資格でもなく、あの時にに感じた“関わる人に向き合う覚悟”がよみがえりました。

そして、その姿勢こそが、今の事業の、そしてインストラクター業の背骨になっています。

閉館の知らせは、私に“原点を確かめる機会”をくれたように思います。

ワイポケを立ち上げたとき、私は一つの想いだけは強く持っていました。

「人に真剣に向き合う事業をつくりたい」

うまくやることより、 派手な成果より、 誰かの背中をそっと押すこと。 その人のペースで、その人の人生に寄り添うこと。

フィットネスの大人のメンバーにも、キッズダンスの子どもたちにも、 “あなた自身と真剣に関わる時間”を提供すること。 “向き合う場所”をつくりたかったのです。

ワイポケに流れている空気。 距離感。 少人数だから生まれる安心感。

そのすべては、 あの頃、真剣に向き合った経験から作られたものです。

これからも私は、誠実に、真剣に。 目の前にいるひとりひとりと向き合いながら、ワイポケを育てていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。