こんにちは!ワイポケのKYONです。こちらでは、私が経営する、少人数制スタジオ事業についての事、仕事や自分の人生の生き方についてをお伝えしていきます。
今月のテーマは「習慣すること」。夏のリズムから秋に向けて生活が切り替わる9月は、新しい習慣をつくる絶好のタイミングです。そんなお話をできればと思います。
今の私たちの生活は、効率とスピードで成り立っているなあと感じます。
「えーと、あれ、あれ、あの名前なんでしたっけ?」
「この字って何て読むんだっけ?」
ささいな疑問は、スマホを手にすれば検索結果が一瞬で表示され、SNSを開けば誰かの成功体験がタイムラインに流れ込んできます。
便利さは確かに暮らしを助けてますが、その裏で
「すぐに答えが出ない状況」に耐える力が弱まっているんじゃないかなとも思っています。
例えば、わからない言葉があったとき。
以前なら辞書を引いたり人に尋ねたりして、答えにたどり着くまでに時間がかかりました。
しかし今は検索ひとつで即答が得られます。
あるいは、料理の仕方を調べるときも、
「失敗しながら覚える」より「3分でわかる動画」を選んでしまう。
こうして「すぐに解決できること」が当たり前になると、答えの出ない状態は余計に不安として感じられるのです。
「結局のところどっちなの?」
そんな理詰めのような白黒つけたがるシーンもよく見かけます。
心理学的にいうと、これは「不確実性耐性」の低下です。
曖昧さに耐えにくくなっている私たちは、できるだけ早く結論を求めようとします。
この心の動きは「認知的閉鎖欲求」と呼ばれ、日常にもよく現れます。
たとえば、メールの返信が遅いと「嫌われたのでは?」と不安になったり、
体重計の数字が数日動かないと「効果がないのでは?」と焦ったりすること。
どちらも「わからない時間」に耐えられず、自分なりの答えを急いで作り出してしまう例です。
さらに社会の価値観も影響しています。
SNSでは、「1ヶ月で10キロ痩せました!」「たった3日で資格に合格」といったショート動画などが目を引きます。
こうした情報に日常的に触れると、長い時間をかけることが「遅れていること」のように錯覚し、
「すぐに結果が見えない自分はダメだ」と感じやすくなります。
でも、本当に大切な成長や変化は、時間の積み重ねの中でしか育ちません。
筋肉が強くなるのも、体力や持久力が上がるのも、人との関係性が深まるのも、一晩では決して起こりません。
だからこそ必要なのが「ネガティブ・ケイパビリティ」、つまり「わからないことに耐える力」です。
成果がまだ形にならない時期は、不安や迷いを感じやすいですが、そこを乗り越えることでしか見えてこない世界があります。
この不確実性を受け入れられる人はストレスに強く、長期的な目標達成率も高いことは研究でも示されています。
スタジオでのレッスンも同じだと思います。
- トランポリンに2,3回乗ってみたけどうまくリズムが取れないから自分には合っていないかも。
- 1ヶ月レッスンに参加したけど体の変化はあまりないからやめようか。
数週間頑張っても、うまくいかないかもしれません。見た目に大きな変化はないかもしれません。
できないことができるように。わからないことがわかるように。
この時間をゆっくりを感じていく、そんな心ののトレーニングはぜひ必要ではないでしょうか。
そしてなにより、ワイポケのように、少人数のコミュニティの中で仲間と「今日はちょっと動けたね」と声をかけ合う時間があるからこそ、「もう少し続けてみよう」という気持ちを保てます。
現代社会の「即答文化」に流されるのではなく、
あえて「まだわからない状態」に身を置くこと。
それが習慣や継続の力を本物に変え、人生に奥行きと豊かさをもたらすのだと感じます。
”わからないことをわからないんだ。と理解して、わかろうとする。”
スマホを閉じて一度考えてみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

