こんにちは!ワイポケのKYONです。こちらでは、私が経営する、少人数制スタジオ事業についての事、仕事や自分の人生の生き方についてをお伝えしていきます。

今月のテーマは「習慣すること」。夏のリズムから秋に向けて生活が切り替わる9月は、新しい習慣をつくる絶好のタイミングです。そんなお話をできればと思います。

先日メンバーさんと継続することの難しさについて話していました。

その方は、ある友人の話をされていて、

「〇〇さんは、何カ月も減量をしていて、食べ物とかも管理するのをずっと続けていてすごいね!」

そう伝えた際に、

「継続するには”根性”と”本気度”ですよ!」

というような返事があったそうです。

私たちは「続けたい!」と思っていることほど、なぜか途中でやめてしまうことがあります。

運動をしよう、早く寝よう、食生活を整えよう…

頭ではわかっていても、いざとなると面倒に感じてしまったり、三日坊主で終わってしまうことも少なくありません。

その友人が言われたように、成し遂げようとする”本気度”と何が何でもやるんだ!という”根性”はマインドとしては素晴らしいですよね。

でも実は、習慣を続けることに意志の強さや根性はあまり必要ないかもしれません。

むしろ「仕組みづくり」の方がずっと大事なのかなと思っています。

たとえば、運動を始めたいときに、いきなり「毎日30分走る」と決めると、最初の一歩が重たく感じてしまいます。

ところが「シューズを履いて外に出る」だけなら、抵抗はぐっと小さくなります。

行動のハードルを下げてしまうことは、脳が「やってもいいか」と受け入れやすくなるため、とても効果的です。

これは、有名なフット・イン・ザ・ドア効果に合わせた考え方だと思います。

フット・イン・ザ・ドア効果とは、「小さなお願いを受け入れると、その後の大きなお願いも受け入れやすくなる」というものです。

つまり、「シューズを履く」という小さな行動を受け入れることで、「走る」という本来の大きな行動への心理的ハードルが下がります。

スタジオでのレッスンも同じです。

いきなり「完璧に動こう」と思うと緊張してしまいますが、

とりあえずマットの上に立ってみる」「音楽に合わせて一歩だけ動いてみる」と考えれば、体も心も自然にほぐれていきます。

習慣の第一歩は、実はとても小さくて良いのだと思います。

また、すでに毎日続けている習慣に新しい習慣をくっつける方法も有効です。

また、よく聞く習慣化を行うためのテクニックとして

「実行意図」というのがありますね。

たとえば、

「歯を磨いたらスクワットを5回する」

「朝のコーヒーを飲んだら、その日の予定を確認する」

といった具合に、新しい行動を既存の行動の“おまけ”にすることで、自然と身につきやすくする方法です。

これはレッスンにも応用できます。

たとえば、

「レッスン最後のクールダウンでは、最後に今日の効いた箇所を思い返す」

と決めるだけでも、体を動かすことが“やりっぱなし”ではなく“自分の生活に根づいた行動”になっていきます。

環境の工夫はどうでしょうか。

夜にスマホを触りすぎてしまうなら寝室に持ち込まない

運動をしたいならヨガマットを目につく場所に置く

野菜を食べたいなら冷蔵庫の一番手前に並べておく

私たちの行動の多くは環境によって引き出されるので、やりたいことを近くに、やめたいことを遠くに置くことは、とてもシンプルで強力な方法です。

こうして見てみると、習慣を続けるコツは、

「努力でなんとかする」のではなく、「続けやすい仕組みを整える」ことに尽きるとわかります。

習慣は大きなことから始める必要はありません。ほんの小さな一歩が、気づけば大きな変化につながっていきます。

私もこのブログを週一回続けることを2023年から実行していますが、投稿する曜日を「金曜」と固定化しています。

根性論でない、仕組み化した「積み重ね」の部分を意識してみましょうね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

補足:フット・イン・ザ・ドア効果についてその由来や研究情報を載せておきます!

起源

1966年、アメリカの社会心理学者 ジョナサン・フリードマン(Jonathan L. Freedman)とスコット・フレイザー(Scott C. Fraser) が行った研究が始まりです。

彼らの有名な実験では、アメリカの住宅街で以下のような依頼をしました。

  1. まずは小さなお願い(「交通安全のために小さなシールを窓に貼ってください」など)をする。
  2. 数日後、今度は大きなお願い(「庭に『安全運転をしましょう』という大きな看板を設置してください」)をする。

結果、小さなお願いに応じた人は、大きなお願いにも応じやすいことがわかりました。

名前の由来

名前の「foot-in-the-door(ドアに足をかける)」は、飛び込み営業マンがドアを閉められないようにまず足を差し込むイメージからきています。
小さな行動や承諾を得ることで、その後の大きな行動や依頼を受け入れやすくなる、という心理を比喩的に表しています。